貯金ゼロの20代へ
特に20代後半の女性ということでは結婚に対する準備も意識するでしょう。20代も後半になりますと、30代という次の年代が見えてきて、その分不安も増してきます。結婚に向かう気持ちも自然に強くなり、それが貯金への意識へと変わってくるでしょう。
こうして考えてみても、20代のうちに身につけた貯金意識が30代の人生へのステップアップの基本です。まだ経済的に自立しなくてもいいという20代後半の人も確かにいて、使えるお金には余裕もあるかもしれませんが、そういう人ほどキャリアアップを狙えなかったり、結婚も遅れたりするものです。つまり、経済的自立をしなければ精神的自立もできにくいということです。
経済力がついてくれば、自信にもつながります。20代前半で貯金もしてしっかりしている人は自立も早くなっていきます。貯金ゼロの20代がいますぐにでも習得しておきたいことは、精神的な自立ということでもあるわけです。
貯金ゼロの人はなぜ貯金をすぐに使ってしまうのでしょうか？給料をもらってもすぐに使ってしまうような人です。もちろん非常に欲しい物のためなら、貯金していたお金を切り崩す人も結構いるわけですが、その人の心理はどうなっているのでしょうか？おそらくは、何を優先すべきなのかがはっきりしていないのでしょう。何でもかんでも今買わないと！という気持ちになることが多いのです。
セールでお買い得だから今買わないと無くなってしまう！そんな感じでそんなに必要性がないのに買ってしまうわけです。必要性を考えられる人というのは、自分が何をしたいのか、どうしたいのかをしっかり考えている人です。
不規則な生活、無頓着な人だと、何を買ったかも把握できずに、その場の物欲で衝動買いしてしまったりするのです。貯金ゼロには危機感を持たなければなりません。
今の時代、何が起こるかも分かりません。突然、会社が倒産したり、解雇されてしまうことだってあります。重い病気や大怪我だってあります。こうした、いざという時の費用だって常に用意しておかなければならないはずです。人生には、誰だって大きな必ず転機がやってくるものです。早いうちから危機感を持って、貯金する体質にチェンジしていきましょう。