30歳代の貯金の状況
前項の20歳代の貯金に対して30歳代ではどのようになってくるのでしょうか?これを見ればもう少し実情がわかってくるかもしれません。
まず30歳代の総平均ですが、平均315万円です。20歳代より100万円程度増加しています。
30歳代の実際のデータを見てみましょう。
まず年収ですが、収入なし:0.0%、300万円未満:17.2%、300~500万円未満:45.6%、500~750万円未満:30.9%、750~1,000万円未満:3.2%、1,000~1,200万円未満:1.1%、1,200万円以上:2.0%、となっています。
20歳代と同様に300~500万円未満の人が多いのは共通ですが、それでもやはり20歳代よりも年収の多い人が増加しています。もちろん、そうでないと困るわけですが。
では、「300~500万円未満の年収」の30歳代の保有している金融資産も見てみましょう。
金融資産ゼロ:26.7%、100万円未満:9.9%、100~200万円未満:8.9%、200~300万円未満:8.9%、300~400万円未満:7.9%、400~500万円未満:7.9%、500~700万円未満:9.9%、700~1,000万円未満:5.0%、1,000~1,500万円未満:3.5%、1,500~2,000万円未満:1.5%、2,000~3,000万円未満:0.0%、3,000万円以上:0.5%、無回答:9.4%、となっています。
ここでは保有金融資産1,000万円以上の人が計5.5%も登場しています。しかし、金融資産ゼロ:26.7%は、20歳代の30.6%とさほど変わっていません。この年齢になっても貯金出来ない人は「そのまま」ということなのでしょうか?これは大問題です。