そもそも年代別に貯金金額の目安というのはあるのでしょうか?ここからは、とあるファイナンシャルプランナーのお話から抜粋です。まずは生活状況の影響です。
一人暮らしをしている人と親と暮らしている人では、初めから手元に残るお金が異なります。家賃や食費、光熱費のウェイトは非常に大きいものです。従って、単純に平均にこだわる必要はありません。それよりも貯蓄をする目的を明確にする方がいいのです。
家を購入するための貯蓄なのか、それとも結婚資金なのか、という目的ですね。それによって目指すべき金額が明確になります。目標を金額で立ててもいいわけで、例えば「1年間に年収の10%」を目標にしてもいいのです。10年続ければ自分の年収分の貯金ができるわけです。
こうしてまずは年収分が貯蓄されたら、生活にも何となく安定感が出てくるのではないでしょうか。20代も後半になってくれば、仕事も覚えてきて、生活自体も少しずつ安定してくるはず。20代前半はある意味まだ遊びたい盛りでもあります。
ところが25歳頃になると、結婚する友人もでてきますし、周囲の状況も少しずつ変化してきます。つまり、貯金に対する意識というよりも、今後の人生を考えるようになるということです。
結婚するにしても、キャリアアップを狙うにも、引越しをするにも、とにかくお金が重要な部分を担っています。何にせよ、それなりの資金がないと事は上手運びません。そんな時に貯金ゼロでは夢も希望も持てなくなってしまうでしょう。だから20代の後半には、こうした貯蓄意識は是非とも持たなければならないのです。